本体以外に必要なものについて
単相200Vの環境
PL950のプラズマ電源は45Aは単相200V40A、75Aは三相200V60Aで動作します。プラズマ電源の電源ケーブルはブレーカーへの直接接続を推奨しておりますのでお近くの電気工事店へご相談ください。なお、PL950の本体はAC100Vで動作いたします。
エアーコンプレッサー
PL950はプラズマで溶かした金属を空気で吹き飛ばす仕様のため、エアーコンプレッサーが必須となります。エアーコンプレッサーのタンク容量や吐き出し空気量によって加工可能時間や加工の再始動までの時間が変わるため、加工をスムーズに行いたい場合は容量・吐き出し空気量が多いものをご用意ください。エアーコンプレッサーの必要・推奨スペックは以下となります。
圧力:0.4Mpa〜0.6Mpa
上限を超えるとプラズマ電源側が壊れてしまうので、上限を超えるエアコンプレッサーは使用しないようご注意ください。
タンク容量:200L以上
PL950は一分間に消費するエアーの量が約200Lと多いため、タンクの容量が小さいとすぐにエアーが切れてしまい切断ができなくなってしまいます。そのため、予想される加工時間に見合う容量をタンクを用意する、もしくは連結して使える予備のタンクの購入もご検討ください。
吐き出し空気量:100L/min以上
吐き出し空気量が多ければ多いほどエアーの充填速度が早くなり、加工の再始動までの時間が短くなります。また、吐き出し空気量が45Aの場合200L/min以上、75Aの場合220L/min以上のエアコンプレッサーであれば、加工可能時間に制限はありません。
加工可能時間とエアー充填予測時間は下記表を参考にしてください(45Aの場合・コンプレッサーの圧力は0.6Mpaを想定)。
吐き出し空気量[L/min] | タンク容量[L] | 加工可能時間[秒] | エアー充填予測時間[秒] |
50 | 39 | 12 | 277 |
100 | 31 | 710 | |
200 | 63 | 1421 | |
500 | 157 | 3552 | |
100 | 39 | 12 | 139 |
100 | 31 | 355 | |
200 | 63 | 710 | |
500 | 157 | 1776 | |
150 | 39 | 12 | 92 |
100 | 31 | 237 | |
200 | 63 | 474 | |
500 | 157 | 1184 | |
200 | 39 | 制限なし | 69 |
100 | 178 | ||
200 | 355 | ||
500 | 888 |
※エアー充填予測時間はエアーの吐き出しが止まっている状態での充填時間となります
加工時間例:鉄から50cmの正方形を切り出した場合(45Aの場合)
材料厚(mm) | 切断速度(mm/分) | 加工時間(秒) |
2 | 5560 | 22 |
3 | 3960 | 30 |
4 | 2800 | 43 |
6 | 1430 | 84 |
8 | 1020 | 118 |
10 | 780 | 154 |