レーザー溶接自動6軸ロボットの機能について
レーザー溶接機本体の機能についてはSLW2000のページをご覧ください。 このページではロボットに関する機能をご紹介します。
各軸について
レーザー溶接自動6軸ロボットは、X・Y・Z軸に加え、レーザーヘッドの角度を調整する2つの回転軸と、素材を掴んで回転させる回転軸を備えています。動作範囲は、X軸500mm、Y軸300mm Z軸400mm、A軸は180度、B軸は160度となります。溶接可能な範囲は500×300mmです。軸の操作は専用のソフトウェアで行います。
パラメータの呼び出し
溶接時の出力や溶接幅などはレーザー溶接機本体で設定します。この設定したパラメータはロボット側で呼び出すことだ可能で、溶接箇所に応じてパラメータを変更することができます。
加速・減速時のレーザーパワーの調整
溶接の開始や終了地点ではロボットの動作速度が若干落ちてしまい、レーザーが強く照射されてしまいます。この速度の変化に対してレーザーパワーを調整する機能があるため、均一な溶接結果を実現することができます。
ウォブリング機能
どのような溶接方向にも対応できるよう、円や三角などのパターンを描きながらレーザー光を照射する「ウォブリング機能」を搭載しています。詳しくはウォブリング機能・溶接についてをご覧ください。
CCDカメラ
レーザー溶接自動6軸ロボットのレンズの焦点調整はCCDカメラを使用します。軸を操作し、カメラで映し出された映像のピントが合った箇所が焦点があっている位置となります。また、溶接結果を拡大して確認する場合でもこのCCDカメラを使用して確認ができます。
溶接テーブル
ロボットと溶接テーブルは一体型になっており、溶接テーブルにはネジ穴が複数空いています。回転軸や治具などを固定することが可能です。
操作用PC・モニタ
レーザー溶接自動6軸ロボットは、専用のデスクトップ型PCが付属しています。モニタを取り付けるアームも付属しているため省スペースで運用が可能です。