カラーマーキングについて
MOPA型の発振器を搭載しているLM110Mはステンレス・チタンへのカラーマーキングに対応しています。
ハッチング間隔や周波数、パルス幅などのパラメータを個別に設定することで、マーキング時のコントラスト微調整が可能となり、金属に対して色を付けて美しく仕上げることができます。
ステンレス材に対し「カラーマーキング用データ01」を使用し、周波数・パルス幅を変更した場合のカラーマーキングの色の変化について検証を行いました。周波数は数値が高くなるにつれて彩度が低くなる傾向にあり、パルス幅は(周波数との組み合わせにもよりますが)数値が高くなるにつれて暖色系の色に近づきました。
チタンに対しては「カラーマーキング用データ02」を使用し、焦点を約一回転(約3mm)素材に近づけた状態で加工を行いました。上記と異なり、周波数・パルス幅は固定、スピード・パワーを変更したデータとなっています。設定したパラメータの中では、特にスピードの違いで異なる色が発色しました。
なお、カラーマーキングはハッチングの間隔を比較的細かい数値に設定する必要があるため、通常の加工より非常に時間がかかってしまう他、素材に対し強い熱が加わるため、薄い素材の場合は素材がゆがんでしまう可能性もございます。
弊社ではLM110Mをご購入いただいた方にカラーマーキング用テストデータを公開しております。 以下リンクよりダウンロードをお願いいたします。