出荷前検査について
LM110Cは、出荷前に中国工場と日本工場の2拠点で検査を行なっています。主に中国工場では組み立てを含む出荷前検査を行い、日本工場では組み立て後の製品に異常が無いか、再度検査をしています。
下記では、日本工場で行なっている出荷前検査をご案内します(検査項目の一覧表をダウンロードしたい方はこちらからお願い致します)。
1.平行・水平確認
足の高さを調整し本体の平行を確認します。また、台に対してレンズが水平か調整します。
2.サイズ確認
データ上で作成した図(四角)が寸法通りに刻印されるかを確認します。
3.ビットマップムラ検査
ビットマップデータ(画像)がムラなく刻印されるかを確認します。
4.ハッチングのムラ・テキスト刻印のブレ検査
データ上で作成したベタ塗りの四角・文字列が異常なく刻印されるかを確認します。
5.平行調整・ノイズ検査
微細な図をノイズやムラなく刻印できるか確認します。
6.加工エージング試験
レーザーを照射した状態で2時間エージングを行います。終了後は電装盤の温度測定を行い、異常に熱くなりすぎていないかを確認します(エージングとは一定の電流を流した状態で耐熱性および耐久性を評価することを指します)。
7.通電エージング試験
本体が通電した状態で16時間エージングを行います。
8.カラー刻印検査
LM110C(MOPA型)とLM110C(MOPA型100W)はカラー刻印が異常なく刻印されるかを確認します。
9.同梱サンプル加工
レーザー出力を変更して加工した2種類の刻印サンプルを作成し製品に同梱します。
10.ポインターズレ確認
位置合わせ用のレーザーポインターと実際のレーザー照射位置にズレがないか確認します。
11.ソフトウェア設定確認
初期設定に誤りがないかを再度確認します。
12.クリーニング・梱包
全ての付属品を確認しクリーニングして梱包します。