アクリル素材の加工について
搭載しているレーザー管が違うHL650とHL650Rを使用し、アクリルの切断と刻印加工を行いました。
素材の厚さは2mm、5mm、10mmの3種類、
切断加工では押出成形のアクリル、刻印加工にはキャスト成形のアクリルを使用しています。
50mm × 50mmの正方形データの加工結果となります。
切断結果
左から順にHL650R、HL650で加工を行っています。
厚さ2mm
厚さ5mm
厚さ10mm
どちらも10mmまでのアクリルが切断可能でした。 しかし、ガラス管を使用しているHL650では切断面の上部がざらつくような加工結果となりました。
一方で、加工時間では下記のような差が出ています。
厚さ2mm | 厚さ5mm | 厚さ10mm | |
---|---|---|---|
HL650R | 約15秒 | 約40秒 | 約1分30秒 |
HL650 | 約10秒 | 約30秒 | 約1分 |
搭載しているレーザー管のパワーが高い、HL650の加工時間が短いことがわかります。 切断加工を多く行うかどうか、という点も製品を選ぶ際のポイントとなりそうです。
HL650Rの刻印結果
弱いパワーも安定して出力ができるHL650Rでは、写真の刻印がきれいな結果となりました。 細部まで、濃淡がしっかりと表現できている印象です。
HL650の刻印結果
こちらも刻印自体は問題なく行えています。 しかし、HL650Rと見比べてしまうと、細かな部分の描写が潰れてしまっていることがわかります。