【CO2、DS】切断面が斜めになる
切断面に傾きが出る場合、下記の内容をご確認ください。
①光軸調整
マニュアルの手順に従って正しく光軸の調整がされているかご確認ください。
正しく光軸調整がされている場合
下記図の通り、レーザー光の入射角度が加工対象に対して垂直になります。
正しく光軸調整がされていない場合
下記図のような状態が予想されます。
Ⓐ:第1、第2ミラーを経由した光軸が水平であっても第3ミラーが正しい角度で調整されていないため加工対象に対して入射角度が垂直になっていない
Ⓑ:第1、第2ミラーの調整により光軸が水平ではない状態で第3ミラーへ進入し、加工対象に対して入射角度が
垂直になっていない状態
※ⒶとⒷの状態が同時に起こる場合もあります。
光軸の垂直を確認する方法
ヘッドの高さを任意の高さⒶからⒷの位置に移動させた際、レーザー光のレンズ入射位置が変わらないか確認してください。下記画像のNGのようにヘッドの高さを上げた際、レンズの入射位置がずれる場合は光軸調整が必要な状態です。
②各軸の調整
光軸調整を行っても改善されない場合、下記の手順に従ってXY各軸の確認および調整を行ってください。
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X軸の調整
水平器を使用して前後左右の傾きを確認し、傾きがある場合は調整を行ってください
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Y軸の調整
電源を切った状態で手でX軸を前後に動かし加工エリア全体でスムーズに可動するか確認してください。
正しく調整されている場合
引っかかりや行き詰まり等がなくスムーズに可動します
正しく調整されていない場合
リミットスイッチに接触する前に行き詰まりを感じるような場合は、左右のY軸が平行になっておらず、下記画像のNGの状態が予想されます。このような場合は平行になるよう調整を行ってください。
同時にY軸L、Rの前後の傾きを確認し、傾きがある場合は調整を行ってください。
正しく調整されている場合
下記画像は筐体を右側から見た図です。正しく調整されていれば下記画像のようにY軸のLRは平行な状態になります。
正しく調整されていない場合
水平が調整されていない場合、下記画像のように傾いている状態が予想されます。
Ⓐ:Y軸のLRともに傾いている
Ⓑ:Y軸のLRともに傾きがあり、X軸を挟んで捻じれている - 上記内容を調整後、再度断面の傾きをご確認ください。