設置環境について
排気
レーザー切断機は熱で素材を加工するため、煙や臭い、金属のヒュームが発生します。排気ファンや集塵機を用意し、また設置場所全体が換気できるような環境を整えてください。なお、同じ金属ヒュームを発生させる溶接機器を例にすると、部屋全体の毎時間あたりの換気回数は15~20回/hが望ましいとされています。必要換気量は下記の式で求めることができます。
必要換気量(㎥/h)=建物容積(㎥)×換気回数(回/h)
室温
レーザー加工機は推奨する室温以外で使用すると正常な動作をすることができません。そのため、室温を10〜40℃(湿度は70%以下)に保っていただき、埃っぽい場所や直射日光が当たる場所での使用はお控えください。
電源
FLC1500は単相200Vが必要となります。電源ケーブルは単相3芯線となりますので、ブレーカーへ直接接続をお願いします。チラーも同じく単相200Vとなります。
保管
各パーツにおける寿命の早期低下を防ぐため推奨保管環境となっている温度5~40度、湿度70%以下で保管をお願いいたします。また、FLC1500はチラーを使用するため、温度が5度以下になってしまう場合は凍結を防ぐために不凍液を使用してください。
専用区画
ファイバーレーザー切断機の取り扱いは、日本産業規格に定められた規格「レーザー製品の安全基準(JIS C6802)」に準拠することが推奨されています。レーザー光は反射するため切断箇所以外に照射される可能性があるため、専用の区画(部屋)を設け、レーザー光が外部に漏れないようしてください。