ユーザ原点の利用方法
ここでは、ユーザ原点の設定方法について説明します。
※この機能はLC950には対応しておりません。戻り位置の設定等は本体パネルで行うことができます。
ユーザ原点の設定の概要
ユーザ原点の設定を行うと、通常リミットスイッチ付近に設定されている原点をユーザの任意の座標に設定することができます。
この設定を行うと、加工開始時に機械原点への原点復帰を行いません。
この機能のご利用シーン
- 平皿やお盆など、素材の縁に高さがあり、原点復帰を行うとぶつかってしまう場合
- 位置合わせなどの理由で、加工開始時に原点復帰を行いたくない場合
この機能を利用する上での注意事項
- 原点復帰は加工機がレーザヘッドの位置を正確に知るために必要な動作です。
- ユーザ原点モードでは機械原点への原点復帰が行われないため、レーザヘッドの位置に誤差が蓄積されていく可能性があります。※軸滑りや引っかかり等、機械の調整状態に依存します。
- 誤差が大きくなった場合、リミットスイッチなどに接触し、加工が停止する恐れ があります。
- 軸ズレが発生した場合はこのモードを解除し、原点復帰を行なって下さい。
ユーザ原点の設定方法
- 原点復帰を行います。
- 位置確認ボタンをクリックし、位置確認モードに切り替えます。
- 任意の位置にレーザヘッドを移動するか、数値を入力します。
- 「ユーザ原点の設定」ボタンをクリックします。
ユーザ原点の解除方法
- 位置確認ボタンをクリックし、位置確認モードに切り替えます。
- 「ユーザ原点の解除」ボタンをクリックします。