ここでは、ユーザ設定の「補正」項目について説明します。 この補正項目は下記の現象を改善するために有効な調整値です。
上記の調整を行なっても改善しきれない場合は、大きさ補正の項目を設定して頂くことで改善が期待できます。
データのサイズ: H:200.00mm x W:200.00mm
実際の加工サイズ: H:199.10mm x W:199.50mm
[Hの補正値]
求め方: (データ)200.00 / (実際)199.10 = 1.00452034...
設定値: 100.45203(%)
[Wの補正値]
求め方: (データ)200.00 / (実際)199.50 = 1.00250626...
設定値: 100.25063(%)
上記の調整を行なっても改善しきれない場合は、スキャン補正の項目を設定して頂くことで改善が期待できます。
加工時のスピード: 6000mm/min
ズレ幅: 0.3mm
求め方: 0.3 / 2 = 0.15
設定値値: 6000 | 0.15
※任意のスピードに対し任意の補正値を設定できます。設定値間の数値は補完されます。
※X方向の補正のみサポートしています。
原因:
上記の調整を行なっても改善しきれない場合は、傾き補正の項目を調整して頂くことで改善が期待できます。
まず、上記の「大きさ補正」を済ませておくと、より正確に補正値が算出できます。
θ (deg) = arcsin ( (L/2) / W ) * 180 / π
データのサイズ: H:280.00mm x W:400.00mm
折り重ねた際の右下角と右上角のズレ: L: 1.50mm
[角度の補正値]
求め方: arcsin( 0.75 / 400.00 ) * 180 / π
設定値:
右上がりを補正する場合: -0.10743°
右下がりを補正する場合: +0.10743°
補正値は ± です。