ここでは、パラメータの設定項目について説明します。
パラメータ設定ウィンドウはアイテムリストに表示されているアイテムをクリックすると表示されます。
対象のアイテムを加工するかどうかを設定できます。「有効」のチェックが外れている場合、対象のアイテムは加工されません。
※ 有効のチェックが外れているアイテムのグラフィックオブジェクトは、クリックによる選択操作が無効になります。
※ 無効オブジェクトを含むグループは選択することができます。また、「全て選択」で選択することもできます。
加工中(レーザ照射中)のレーザヘッドの移動速度を設定します。スピードを遅くすると、素材に与えるレーザーのエネルギーが大きくなります。
※ 設定可能なスピードはご使用の機種により異なります。
Fabool series: 50 - 8000 [mm/min]
EtcherLaser: 50 - 8000 [mm/min]
EtcherLaserPro: 50 - 20000 [mm/min]
SC300: 50 - 10000 [mm/min]
LC950: 50 - 48000 [mm/min]
HL650: 50 - 48000 [mm/min]
HL650R: 50 - 90000 [mm/min] (高速域では加速度の変更が必要な場合があります)
レーザ照射の強度を設定します。パワーが大きいほど素材に与えるレーザのエネルギーが大きくなります。
※ 0 - 100 [%] の範囲で設定することができます。
レーザ加工の回数を指定します。1度に大きなエネルギーを与えると素材に悪影響(溶けや焦げ)が出てしまう場合、小さいエネルギーで繰り返し加工することで加工結果の改善が期待できます。
※ 0 - 30 [回] の範囲で設定することができます。
ラスタ加工で有効になるパラメータです。画像の濃淡を表現するための処理(ディザリング)を行う際の解像度を設定します。デフォルトでは254DPIが設定されており、これは0.1mm毎にレーザが照射される値となります。また、液晶ディスプレイ等とは異なり、DPIを上げてもレーザ照射の点の大きさ自体は変わりません。DPIを上げすぎると全体が焼かれ過ぎてしまいますので、ご注意下さい。
※ 72 - 600 [DPI] の範囲で設定することができます。
※ 下記の画像は全て同じ画像データ及び同じ加工サイズで刻印しております。
※ 素材の特性や加工時間効率などに応じて個別に設定頂けます。
FABOOL Laser Mini 3.5W でダンボールに刻印 / 使用画像 : 1023x778 ピクセル
ベクタ(塗り)画像を加工する場合に有効になるパラメータです。ハッチングとは、細かい平行線を引き重ねて面を表現する方法であり、レーザ加工で「塗りつぶし」を表現するために行われます。ハッチングパラメータでは、この平行線同士の間隔とハッチングのパターンを設定することができます。
※ 間隔は 0.05 - 3.0 [mm] の範囲で設定することができます。
※ パターンは横線(H: Horizontal)、縦線(V: Vertical)、格子(G: Grid)の3パターンが設定できます。
※ LC/HLシリーズは横線(H)のみの対応となります。
※ テキストの塗り加工も、ベクタ(塗り)加工として扱われます。
※ 実際のレーザ照射の線幅や素材の特性によって、加工結果の印象は異なります。
HL650シリーズのみ有効になるパラメータです。加工時のエアーブローの強さをLOW/HIGHで切り替えます。それぞれの設定値のエアー強度は本体のつまみネジで調整します。
※つまみネジを調整する場合は、エアーを完全に切らないように注意してください。素材の発火リスクが高まるほか、レンズやエアーホース内部に汚れが溜まりやすくなります。