コロナ対策に熱中症対策。今年の夏は例年とは違うお盆の過ごし方をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中には人生のビックイベント、結婚式も延期を余儀なくされてる方もいらっしゃるかと思います。今日は、そんな皆さんにも少しでも前向きになっていただけるよう、結婚式で使えるウェルカムボードをDIYしてみました。アクリルに青色を合わせて、夏をイメージしています。
このボードはブラシストロークというクラフトの技法を、文字を刻印した透明のアクリル板に使って作製しました。ブラシストロークは、その名の通り筆で書いた線をデザインとして使います。
結婚式のセルフプロデュースが当たり前の欧米では、このブラシストロークを使ったオリジナルのウェディングボードがたくさん販売されていて、まさにトレンド。
結婚式が延期になって時間がある方、セルフプロデュースウェディングに興味のある方、もしくはお友達やお子様の大切な日に記念に残る贈り物をしたい方、ウェディングに限らず、インテリア雑貨としてお部屋のアクセントをお探しの方など、とっても簡単な技法なので、ぜひ挑戦してみて下さい!
用意するもの
乳白色、もしくは透明のアクリル板
乳白色だと仕上がりが少しマットになり、透明だとツヤ感が出ます。好みで選んでみてください。今回は乳白色の3mm厚のアクリルを使用しました。
市販されているアクリルは上に紙が貼ってあるものがほとんどかと思いますが、仕上がりと色を入れることを考慮し、紙付きのものを強くお勧めします。
アクリル絵の具とハケ
ホームセンターや100円ショップで売っているもので十分です。色は好きなものを選んで下さい。
今回は濃い青と、明るい青、白の3色を使いました。
スプレータイプの塗料
これはとてもオススメのアイテムです。レーザーと互換性のある素材と相性が良く、乾きも良くて、しっかり色がつきます。ハケも必要ないので片付けも簡単。
このスプレーで文字に色をつけました。青に映えるようシルバーをチョイス。
データ作成
まずはデータをソフトで作ってみます。
以前のブログ記事でご紹介したdafont.comでフォントを数点ダウンロードしました。全て無料のものですが、利用条件は十分に確認してからご利用ください。
アセットから四角を選んで、切断したい大きさにセット。
あとは文字をレイアウトするだけ。とても簡単です!
フォントをどれにするかで迷いましたが、データ作成には10分もかかりません。文字は塗りと線で作成しています。
レーザー加工
文字の刻印は、スピード 5000mm/min、パワー 100%、ハッチング幅を0.1mm。結構深めに掘りました。
周りの切断は、スピード 500mm/min、パワー 100%、パスは1回です。
※FABOOL Laser CO2を使用しました。パラメーターは使用するアクリル板の密度、硬度等に左右されるので、こちらのパラメーターは目安としてください。
50分ほどで刻印、切断が完了です。
色入れ
文字の色入れ
文字の部分にスプレーの塗料で色を入れていきます。
ムラが出ないよう、均等に吹き付けてください。
乾くのを待って、表面の紙をゆっくり剥がしていきます。
ブラシストローク
いよいよブラシストロークの工程に入ります。
アクリル刻印面の裏に色を塗るだけ。とても簡単です。
まず濃い青を塗って、その上に明るい青、最後に白を重ねました。ハケで塗った感じを残すのがブラシストローク。躍動感と透け感が出てより印象的な仕上がりになります。
絵の具が乾くのを待って、完成です!
おわりに
色やフォントを変えるだけで、印象がガラッと変わります。ピンクも作ってみました。
アクリルは透明のものを使用したので、乳白色のマット感とは少し違ったクリア感が出ました。
ウェルカムボード以外にも、テーブルの番号を表示したテーブルサイン、ディナーのメニュー表、招待状などにも使える、ウェディングで大活躍しそうなクラフト技法です。
必要な材料もホームセンターで全て揃えられますし、ウェディングに限らず、インテリア雑貨にも応用できます。
今回ご紹介したアクリル板の加工は、弊社の製品ではCO2レーザーを搭載する FABOOL Laser CO2、FABOOL Laser DSのみで可能となっていますが、近々リリース予定のEtcher Laser Proなら、組み立て作業なしで、アクリルやガラスなどの透明素材への加工が可能になります。
初回販売分限定の特別割引キャンペーンもございますので、リリース情報をお見逃しなく!