FabCafe
渋谷区道玄坂にある「fabCafe Tokyo」にてレーザー加工機を体験してきました。
レーザー加工機を使いたいと思い、いろいろと探した結果「FabLab Japan」に行こうと決めていたのですが、HPを見てみると講習を受けないとのことでした。しかも講習と機械を使える曜日が違うという事実が判明。私は山梨県にいるので、そのために2回の訪問は厳しいのです。
そこで電話にて確認したところ今回の「FabCafe Tokyo」をご紹介を頂きました。ここでは自分では使えないのですが、目の前の実機にて店員さんが作業をしてくれるというものでした。
UNIVERSAL LASER SYSTEMS VLS6.60
「FabCafe」に置いてあるレーザー加工機はこちらです。「UNIVERSAL LASER SYSTEMS VLS6.60」という機種です。なるべく有名メーカーがいいなと思っていましたので、とてもぴったりな機種です。10~60Wの範囲でパワーを選択できるようです。今回のものは何Wか分かりませんでした。
データーや素材の条件は以下となっています。
- 約800×450mm
- アクリル 厚さ5mmまで、連続加工時間30分まで
- MDF 厚さ2.5mmまで、連続加工時間30分まで
その他のカットや彫刻も可能ですが、興味があるものをミックアップします。今回持っていくものは、限界のアクリル5mmのアクリル板「545mm×320mm」でカットのみの加工です。
データは以下の条件です。基本は海外のレーザー加工サービスなどと条件は一緒です。(国内はまだ調べていません。)
- Adobe Illustrator形式(ai形式, バージョンCS4)
- カラーモード:RGB
- カットしたい線種:0.01pt
- カットする線のカラー:R255 / G0 / B0
加工開始
「FabCafe」は名称通り、工房というよりはカフェのようでした。その横に3Dプリンターが3台ほど置いてありました。予約時間まで少し時間がありましたが、ちょうど空いていたこともあり、すぐに加工を行って頂きました。実際の加工動画をアップします。
店員さん曰く、アクリル5mmはパワーMAXだと1回でカットできるのですが、途中で加工機が停止してしまうことがあるので、パワーを弱くして2回カットする方法が良いとのことです。素材をあまり持ち込んでなかったので、確実な方法にしました(2回カット)。ということで、動画はパワーを弱くした場合のスピードです。結局、2回では完全にカットできず、3回目でキレイにカットできました。
まとめ
加工自体は思っていたよりスピードが速く、再現性がある機種だったので、加工自体も3回行っても特に問題なさそうでした。また、排気の大切さも感じました。少しの加工でしたが、カバーを開けたときにかなり匂いが強かったです。構造などいろいろと参考になりそうです。山梨という立地ですので、近くにこのようなサービスが出来ることは皆無なので、貴重な体験をさせて頂きました。
「FabCafe Tokyo」様、有難うございました。