こんにちは。先日の東京ビッグサイトにて開催された国際鉄道模型コンベンションにてお会いした石井伸明さんがsmartDIYs本社に来てくださいました。
14歳から鉄道模型を作り続けて50年という石井さん、この日自宅のある横浜から鉄道模型をご持参いただき中身の構造などについて説明してくださいました。
パッと見た感じではわかりませんが、いたる箇所にレーザーカッターで作った部品が使われているそうです。近くに寄ってみると予想以上に細かい部分まで作り込まれていることに驚かされます!
上の写真の上部に見える梁や窓側の扉など下の写真のようにベニヤをレーザー加工機で切り抜いて作り、積層することで凹凸を出すそうです。
車両は切り抜いた紙の積層と3Dプリンター、細い紐状の真鍮などを多用して作るとのことで表面の質感や細かい凹凸の再現が素晴らしいです。
そしてさらに驚かされたのがこちら模型内に植えられている雑草などの植物です。こちらの植物すべて実際の植物を収集しプリザーブドフラワーにしたものだそうです。
設計段階の話を聞いてみるとこれもまた驚きです。
こちらの模型はすべて昭和30年代の秋田県に実在した鉄道を1/48スケールで再現しているそうなのですが、当然組立に関する説明書など無いので全て過去の文献から資料を探しだし、写真から実寸を割り出し後にパーツを設計して作業に入るそうです。
下の3枚は石井さんご自身が撮影された写真です。あまりにリアルすぎて模型か実物わからないですね!
今回、私たちも想定していないような活用の仕方をされていてとても参考になりました。
石井さんはFABOOL Laser Miniを導入するまでレーザーカットは業者に頼んでいたそうですが、作り直しや同じパーツを増産する場合に手元にレーザー加工機があるというメリットは計り知れない、それもデスクトップ上に収まるサイズで・・・正にモノづくりが変わりましたとおっしゃっていました。
石井伸明さんの使用機種
●主な用途 紙、木材を使用した鉄道模型の制作
●使用機種 FABOOL Laser Mini (3.5Wモデル)
9月30日、10月1日の2日間で開催される全日本模型ホビーショーで石井さんの作品を展示する予定ですので興味のある方はぜひ会場へお越しいただけたらと思います。